キヨノの気まぐれ日記


by RK008

どつき漫才 with ムスリムのお爺さん

昨日の日記に書ききれなかった、旅のエピソードをひとつ。

滞在中ホテルからほとんど出なかった私たちの
唯一「観光」と思われる行為は、
リトルインディアの街を訪れたこと。
その中心にある「テッカ(鉄火じゃないよ)センター」でのこと.....

1階はあらゆる食材が溢れる市場、2階は築地でいう
"場外"のように、物も売ってるけど、屋台のような食べ物屋が
ずらずらずらーっと並んでいます。
3階は「インド服」版アメヨコ。

その3階でインド服を物色したあと、どうしてもロコフードを
体験したくて、2階にある屋台街へ。
一見してわかるベジタリアンの屋台もいくつかあったのですが
日曜日、ベジタリアン屋台はどうやらすべてお休み。
ベジタリアン屋台をきょろきょろ探す私を見兼ねて、
外見はやばいけど、実は親切なおじさんが
「ベジタリアンは休み。ムスリムの屋台に行ってみな」と
教えてくれました。
どれも怪しく見える屋台の中に、一件、地味だけど
ちゃんとしてそう?なお店を発見。
近付くと、どうみても90歳くらいのおじいさんが2人でやっている。
1人は手前にずらっと並んだ寸胴鍋の前で接客を、
もう1人は少し奥でチャパタをこねてはどんどん焼いている。
..........いけるかも。
と思いきや、私の前のお客さんは、まるで金魚すくいのときの袋
(つまり透明のビニール袋)にカレーを入れてもらっている.....
いくらチェレンジ精神旺盛とはいえ、
ビニール袋でカレーを食べるのは嫌かも、と思った私は、
まず「お皿」があるかどうかを確認してからオーダーすることに。
"Do you have any plates?(プレートはありますか)"と
訪ねる私の声が、どうやらお爺さんの耳には遠いようで
何度も聞きなおされる。(註:発音はそんなに悪くないはず)
手でお皿のカタチをつくりながら「プレート!」と言うと
ようやくお爺さんは、うんうんとうなずきながらおもむろに
後ろ向きになって何かを取り出しました。

振り向いた彼の手にあったのは「ブレッド(パン)」。
"それそれ、.........ってちゃうやん!それはプレートじゃなくてブレッド"
と内心突っ込みを入れつつ、理解してくれない相手に対して今度は
「No, bread. I need a "DISH"!」と叫んでみると
今度こそ「解った」ようにうんうんとうなずいて、
彼が差し出したのは.....魚のフライ........ってそれは
"ディッシュじゃなくてフィッシュやんけ!"と
内心でおじいさんをどつきつつ、「No! No!」とやっていたら
近くにいたおじさん(お客さん)が見兼ねて「何が欲しいの?」
ときいてくれたので事情を話したら、蓋がされている寸胴鍋の
中から2つを指差して、「これとこれがいいよ」と教えてくれました。
言われたとおりにおじいさんに「これとこれ」と指で
示したら、無事豆のカレーと野菜カレーが入っていました。

味は.....辛かったです。はい。
ちなみに、ビンゾコメガネをかけた老人と漫才をやっていた
私の様子は、友人がしっかりカメラに納めてくれました。

シンガポールのおじいちゃんは、だじゃれがお好きなようで...。
by rk008 | 2005-07-21 11:40 | ただの日記