キヨノの気まぐれ日記


by RK008

◎蔵がすごい!の続き。

続きです。

横手、十文字にある日の丸醸造が位置する通りは
「くらしっくろーど=蔵シックロード」という名称がついていて
日の丸さんのような立派な内蔵(ウチグラ。
ナイゾウじゃないです←あえてダジャレは自粛しました)が
全部で13蔵もあるそうです。

通りに立って、町並みを見る限りでは
そんな様子がまったくわからないのも
この街の魅力。
(本当に建物の中に隠されているのでぜーんぜんわからない)

さて、その日の丸さん。
まず通りに面した硝子付きの引き戸をガラガラっと開けると、
左側に小さな事務所を見つつ、ドーーーーンと奥の方まで
長い廊下が続きます。

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いったいどこまで続くのやら。

前回ご紹介した、客間仕様の蔵は、この廊下の奥にあります。
日の丸さんのサイトの「酒蔵見学」の
見取図にある「中蔵」の部分です。

順番が逆になりましたが、その「中蔵」の入り口。
(あくまで、建物の中にある蔵の入り口なので屋内です)

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扉の構造が素晴らしいですよね〜。
これで寸分の狂いもなく、
150年も開け閉めできるってのがすごい。
※開けた扉についている木製の建具は「さや」と言うそうで、
蔵が傷まないように囲っているんだとか。
いったい何重に保護すれば気が済むのか!?
それだけスゴイお宝が入っていたということでしょう。

さて、こういった内蔵が13件あると書きましたが、
日の丸醸造の佐藤社長が、わざわざご近所の蔵を
見せていただけるように交渉してくださいました。

特別に見せてくださったのは、
日の丸醸造の数件となりにある、山吉商店さん。
肥料屋さんだそうです。

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この暖簾をくぐると、やっぱり長い廊下があり、
左手に神棚のある部屋、リビングルーム(?)、
客間....と続きます。
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まるで、ドリフのセットのように
部屋の片側からそのすべてが見渡せる不思議な構造。

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ものすごくキレイにされています。
古いものが大事にとってあって、
貴重な骨董品も家のあちこちに。

傘立て(!)。傘も当時のまま。

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さぁ、これは何をする道具でしょうか?

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答えは.....
ハエ取り器!
内側の溝に水を入れておき、ミツの真上にこの
道具を置くと、下側の隙間からハエが中に入ってきて
出ようとすると水に落ちる。.....という構造だって。
モノとして美しいフォルムです。

さて、そしてこちらが山吉さんちの内蔵!
正面の扉側です。

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美しい!やっぱり漆喰は白身入り。
サヤはすべて麻の柄。

見よ、この重厚な窓のつくり。

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これ、蔵の後ろ側。
建物の中に蔵が建っている様子が良くわかります。
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これ、扉の横にほどこされた火除けの紋様。
扉のだんだんのところ、よく見ると
漆喰の角が面取りされていて、そこだけキレイに
白漆喰が塗られています。
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気の遠くなるほど手間をかけた左官の技!

.......ふぅ。
出てくるのはため息ばかりです。

これらを守り続けてきた、代々の家人たちも
すばらしいと思います。
なんでもかんでもスクラップ&ビルドな
東京の街では考えられない。

実はこのあと、他人には絶対公開しないという
「敷地内にある別宅」まで内見させてくださいました。
そっちのお家の内装もすんばらしいの。

でももうキリがないのでやめておきます。

そして、ここまで読んだ人に朗報。

なんと、この蔵シックロードに並ぶ蔵。
一部を見ることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

次回は蔵シックロードのもうひとつのみどころ(?)、
について書いてみます。

というわけでね、秋田、面白いっすよ。
by rk008 | 2009-12-16 18:56 | お酒と蔵の話